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ルーチェの着物ごよみ

2018年9月二科展と太郎の帯

先日は上弦の月でしたね。
薄く切った半月切りの大根が夜空に浮かんだ様子。
澄み切ったそらは満点の星。
知らぬ間に秋の装いが整っております。

大根の月は、我が家の天窓へと、
今年の春に我が家のランドマークとなった絵画
月明かりの夜を照らし、ムーンライトの競演
そして、その競演の舞台は二科展へと
誘いました。


画家の坂本澄子様とツーショット

月明かりの夜の生みの親でもある、画家の
坂本澄子様は毎年二科展に絵画を出展されるのを知り、
今年で第103回二科展をご一緒させていただく機会をいただきました。
そしてその場所には和服でご一緒に。
その時の様子を坂本様もブログでご紹介くださいました。

和服姿で展示会へ~第103回二科展

六本木という、立地条件もハイセンスな国立新美術館への道すがら、
耳に聞こえる和服の衣擦れの音
時をわすれるくらいな趣の時間
そして会場では、進化した新作「水の惑星 未来へ向かうサカナたち」のお出迎え

懐かしくも、ドキドキ
月に向かう世界を突き抜け、ステージは木星へと。
先へ先へと向かう、大きな広がりを感じる世界が
そこにはありました。

 

蓮はどこでも輝くことができる
やりたいことができる場所で輝ければそれでいい。
そんなフレーズが浮かんできました。


岡本太郎の帯と塩沢紬

「9月なら、塩沢に「TARO」の帯を締めよう」
迷いもなく装いが決まると、当日が待ち遠しくて仕方ありません。

シャリ感が心地よい、塩沢紬。着心地の良さは天下一品
うっすらと淡い桃色の花柄が微笑ましい。

葡萄色(えび色)のTAROの帯柄と色彩はモダンで
気分はドレスを身にまとっているよう。
後で、「岡本太郎も第28回の展覧会に出展、二科賞を受賞されてます・・」と
坂本様がホットな情報を下さり、
この日のために、この帯と縁があったのかなと、
二重の喜びとなりました。


帯締めは三部紐に帯留。

絵の邪魔にならないようそれでいて、存在感が欲しい
この日は、パールの帯留めです。

日本中を巡回するこのたびの作品展を一早く、
憧れの坂本様と和服で鑑賞が叶った喜び。
大切にしたいものです。

おともは
・塩沢紬の単衣
・葡萄色の岡本太郎の名古屋帯
 (ポイント柄)
・黄金色の帯揚げ
・灰汁色の三部紐とパールの帯留
・ルーチェオリジナルの半襟付き襦袢

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