ルーチェの着物着付けは10周年を迎えました。
皆様こんにちは。
いつもルーチェの着物着付けを応援くださり誠にありがとうございます。
月日が経つのは早いもので、2013年にＨＰを立ち上げてから10年が経ちました。
沢山のお客様や着物ファンに囲まれてこの10年間が「楽しい」で埋め尽くされた歳月でした。
改めて御礼申し上げます。
コロナ渦から大きく様変わり
世界中を巻き込んだコロナもようやく収束を迎えました。
外出するのもままならぬ日々が約3年続き、一見不自由に見えちな暮らしも、オンラインの普及、集団から個々の暮らしの充実、横並びの物事の尺度から、個々の在り方が自分で決められるようになったある意味転換期であり、新しい世の中の幕開けになった時期のようにも感じられるのは私だけでしょうか。
より柔軟な気持ちと人の幸せを願う
出張着付け専門を生業とし、お客様の体形に合ったラクな着付けとお似合いの着付けに焦点を当てて、ひたすら体形補正とラクを追及してきたルーチェの着物着付け。
その証として「ルーチェのお着楽襦袢」の完成がありました。
どこへ行くにも傍に携え持ち歩くことでお客様に大変喜んでいただけ、着物を着る楽しみの声もたくさん頂戴しました。
その一方で、着物を着るのにいろいろ細かな決め事があり堅苦しい、用意が大変、着る機会が無いなどの意見も耳にします。
その思いを受け止め柔軟に受け入れることにより、着物を重苦しい世界から楽しいアイテムへと変換でき、個々の意見を大切にすることこそが本来の在り方であるような気がしてなりません。
イタリアを旅して
ファッションの街イタリアの人々はお洒落を片時も忘れません。
どんなに忙しくても、ちょっとその辺へ買い物でも素敵に装い、明るく挨拶を交わす光景がどこでも見受けられます。
国内で海外を思うのと実際に外へでて暮らしぶりを体感してみて、ヨーロッパの人が着物を日本で着ているように着るということは到底無理な話だ、と身に染みて感じました。
そして従来の着物で着物の美しさを推し進めるという考えは一掃し、新しい感覚で着物をファッションとして世界にアピールしてみたい、の思いを胸に帰国。
11年目は「より着物を楽しむ」
着物を羽織るもよし、飾るもよし、ちょっと視点を変え、「着物を楽しむ」を少しづつではありますが、実現していきたいと思います。
従来の着付けや前撮りなどの撮影にもより力を注ぎ、皆様に着物の楽しみを提供するのがルーチェの着物着付けです。
スタッフも充実してまいりました。
皆様からのご要望にも今まで以上に応じられる体制も少しづつではありますが、整いつつあります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
世の中は楽しみでいっぱい、毎日が楽しい事だらけ。
一緒に楽しいを作りませんか。
皆様にとって、良き年となりますように。
令和 5年11月13日
ルーチェの着物着付け
児島 満里子