襦袢の選び方
襦袢を大まかに区別すると2種類に分けられます。
- 着物のように繋がったつい丈の長襦袢
- 上下に別れた2部式の襦袢
■素材
通常の長襦袢の素材も正絹から、シルクの風合いの合繊などがあり、一方2部式の襦袢は合繊や綿、麻の素材がほとんど。
■メリット
- 正絹の長襦袢は、軽くて肌によく馴染み、保温効果もあります。
- 二部式の襦袢の利点はなんといっても、自宅でお洗濯が可能なことです。汗をかいてもネットに入れて洗濯機で洗えるので、着物を気楽に楽しめます。地球温暖化の昨今、汗ばむ時期も以前にもまして多くなり、ご自宅ケアは嬉しいものです。
- 着物の種類やTPOに合わせて襦袢も楽しんで着られることをお勧めします。
格式のある着物
- 留袖、喪服、振袖、訪問着、色無地などを誂えるときには、長襦袢もそのTPOに合わせた色や柄で併せてお支度されることと思います。格式のある着物の時は、正絹の長襦袢をお勧めします。
普段着や夏場の装い
- ご自宅洗いが可能な2部式襦袢をお勧めします。夏の汗ばむ季節には洗える素材は大助かり。最近では、襦袢の柄も多種多様となり、着物ライフを楽しめます。
■ルーチェ談
正絹の長襦袢は軽くて暖かくて、身体にしっくりと馴染むことから長襦袢派だったのが、出張着付けや着付け教室の経験から、着物より肌に近い襦袢の方が、汗をかいたり、汚れる頻度も多いことがわかり、また、体型が変わると、折角の長襦袢も衿合わせができなく、はだけてしまう。
そんな悩みを2部式の襦袢は、一気に解決してくれるようです。
しかも値段もリーズナブルなものが出回ってますので、色や柄、寸法も大いにたのしめます。
そんな理由から最近は、2部式襦袢を着ることが多くなりました。
二部式襦袢を購入するコツ
サイズは大き目のをオススメします。
最近の女性の体形は上にも横にも大きくなり、特にバスト周りが襦袢選びには肝心です。
胸周りにゆとりがある方が、衿元が断然美しく、また着崩れの防止になります。
165cmの身長の私は細身ですが、LLサイズの二部式を見かけると即購入します。
格式のある柄の二部式なら、留袖にも訪問着にも着用OKです。
一度お試しになっては如何ですか?