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ルーチェの着物ごよみ

2021年8月楽しみでいっぱい夏

8月の長雨
記録的な豪雨日が続き、昭和初期の我が家の雨戸は開かず状態。
およそ10日間、真っ暗な座敷で過ごしました。
外の庭仕事も当分おあずけ、この時期にしては5月下旬の気温。
涼しいから汗でシミにしてしまうことも無いだろうと、
暇つぶしに、夏の帯を仕立てる事にしました。


紅葉柄の麻帯

小豆色に、紅葉のポイント刺繍。
あっさりとした柄の風情は夏帯にピッタリです。

こちらも昭和初期のアンティークな帯地。帯の総丈が気になります。
仕立てる前に胴回りに軽く巻き、ポイント柄の位置を確認します。
案の定、肝心のお太鼓柄が胴回りに隠れてしまい、このまま仕立てると
無地の夏帯になってしまう。

手先は長さがある・・・
あれこれ考え、思い切って手先を裁断して、お太鼓の柄の前部分
松葉仕立てギリギリ部分に足すことに。

帯を切り貼りするのは、初の試み。
大いなるチャレンジ
長さ12㎝
何度も寸法と切る位置を確認。

鋏を持つ手も緊張が伝わります。
えいっ

裁断してしまえば、仕立てるのみ。
黙々と切ったところを縫い合わせ、あとはひたすらかがるのみ

うまい具合に仕立て上がりました。

フロント柄もバッチリ

お太鼓柄も丈も十分な余裕です。


復活したステンドグラス作り

独身の頃、ガラスの美しさに魅了。
ステンドグラスの工房に通い、少しばかりの作品を作り
楽しかった趣味の日々

嫁いだ後、作品作りから遠のき、忘れ去られ数十年

「楽しみがいっぱい海」

コロナ禍
家に居る時間が増え、ここはじっくり何かに取り組むことが
できるチャンスかもと、相変わらずのお気楽な性格

同じころ近くに住む素敵なステンドグラス工房の先生との
出会いがあり、あきらめかけていた趣味の再開が実現しました。

約1年

遂に、この夏、作品が窓を飾り大きな夢が叶いました。
タイトルは「楽しみがいっぱい海」
大好きな海の中を表しました。

型紙もオリジナル。お世話になっている画家の先生に
描いていただきました。

長い間雨を降らせた停滞前線も通り過ぎ、
真夏日が続きます。

遠くへ行かずとも、毎日眺めては気分も最高。
夏の終わりを楽しみます。

おともは
白地に変わり格子の夏絽の小紋
小豆色の麻帯、紅葉刺繍
玉子色の絽の帯揚げ
青色の夏帯締め
溜塗の扇子

-ルーチェの着物ごよみ