アナタにお似合いのラクで素敵な着付けをします。岐阜の出張着付け&ヘアセット、前撮り撮影はお任せください。

ルーチェの着物ごよみ

2024年12月背中心ど真ん中のこだわり

2024年12月 背中心ど真ん中のこだわり

10月から本格的に始動した、きものルーチェの着付教室。
イベント出店からのお客様やSNSで投稿中の「ルーチェの帯結び」をきっかけに振袖のレッスン受講のお客様など、思いのほか多くの方にご利用いただき有難い限りです。
これまでの出張着付けや実践で編み出した着付けのノウハウをを軸とした教室の受講者はほぼ着付け経験者。
いろんな流派の着付け、某大手のブライダル関係で研鑽した流儀の着付けなど、私も学ぶことが多い教室。

1レッスン90分 初回の30分は無料体験付き

最初無料体験の時間を使って、未経験者は長襦袢の着方レッスンですが、着付け経験者にはこれまでの着せ付け方でボディに着せ付けをしてもらい、そこからお客様のご希望とレッスンの方向性を決めていきます。

背中心ど真ん中のこだわり

そんな中でも、意識しているのは着物の背中心が衣紋から裾線まで背中心どまんなかであること。

流派によっては、着物の上前中心に裾線を合わせる着せ方、左脇タック無しで胴回りをスッキリと着せ付ける着せ方など様々だけど、紬や小紋以上の付け下げ、色無地、訪問着、留袖、振袖などストーリー性の高い絵羽模様の着物の着せ方は「背中心ど真ん中」と決めている。

意外にも、大手の学院は背中心より上前を気にして着付ける着せ方が多く、私が最初に学んだ着付教室も上前第一主義の着せ方で、背中心が二の次だった。
「背中心は気にせず着付け」と教えられ、鵜呑みにしていたある日、留袖の出張着付けにご自宅へ伺い、着付けているとご主人が「背中心が右よりになっているな」と一声。
聞けば、そのご主人のお母様は和裁士だったそうで、幼少のころから着物を見て育ったそう。
その環境からご主人の背中心流儀は口からこぼれたんだろうと思う。
要するに気持ちが悪い着付けだったのだろう。

ほどなくして、着物の知識を深める理由から和裁を習う期間があり、和裁士の技術を見る機会が1年ほど続き、日ごろお目にかかれない上質の紬や加賀友禅の虫食い柄など、ゆっくり見せてもらってはその技法や柄の風情まで教えてもらう機会が増え、そのころから着物は着てこそ着物。ならば衣桁に掛けた絵羽模様の着物の中心がど真ん中なら、人が着た時も背中心ど真ん中であるべきだと思うようになり、着付け方が変わる事となり今に至る。

裾線に苦戦

背中心にこだわる着付けのやり方に文句を口にする人は誰一人いなく、みなさん真剣に挑んでくる。
着物が下がって床に付く、下前が見えてしまう、スカートのような着姿。
難しい、手こずる、安定した裾線を決める着付け方に苦労するなど難関だけれど、そこを越えたとき着付けの楽しさが向こうからやってくるようだ。

着付けを楽しむと自分から深掘りするようになる

苦戦の先にみえる、着物の楽しさと心から着物の着付けを楽しむゆとり。
これを味わいたいから着付けをする人って続けるのだと思います。

受講中に、成人式の着付け先から正式にオファーが届いたり、お客様が倍増したりと良いことずくめ。熱のこもった練習はまだまだ続きます。

きものルーチェの着付け教室は、着付けの経験者はもちろんの事、目的に合った着付けを習得したいアナタにおススメの着付教室です。
短時間で習得できるよう全力でサポートします。

着付教室の詳細はコチラから
https://axjjq.hp.peraichi.com/

岐阜の着付けをみんなで盛り上げましょう。

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