黒・白・赤の装い
年が明けると是非に着たい着物がある。
黒地の紬。
心底暗い色目の着物に、帯は白地と決めている。
そして小物は真紅色の小物。
万年青や南天、千両の赤い実が春を呼ぶ
この時期に楽しむ
年甲斐もないこの装いにちょっとドキドキしながらも
待ってましたとばかりにウキウキしながらのこの黒白の
定番の着姿はかれこれ20年続いている。
画像に現れていますね。
黒地の着物の中でもお気に入りは
滝縞の紬。
太い縞から細い縞へ配列した縞だから
やたらのように縞候に見えないところが気に入っている。
それとやはりホッコリ感。
身体に馴染んで携帯カイロのようにぬくぬくしてくるのである。
青海波の名古屋帯
まるで千鳥をプックリさせたような変わり菱に菊や梅の小花が散りばめられ
青海波の文様の帯は昭和初期のアンティーク帯。
半襟は無地でスッキリと
地色は帯と共色で隠れオシャレしてみた。
締めはプラムの帯留
チェコビーズで手製した帯留
ピンクの雫ビーズがスウイング
梅文様が着更着(きさらぎ)の季節に春を呼んでくれることでしょう。
おともは
滝縞の紬
かわり菱に花と青海波文様の名古屋帯(昭和初期)
赤の縮緬帯揚げ
三部ヒモにプラムの帯留(ルーチェ謹製)