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ルーチェの着物ごよみ

2015年9月開運ラベンダー色の月見帯と塩沢紬

朝晩肌を撫でる涼やかな風
うろこ雲を背に控え、ソヨソヨとたなびくススキの穂
夜毎の虫の合唱や、黄金に色づく稲穂に飛び交う赤とんぼ
いつの間にか辺りは秋の気配です。

十三夜、仲秋の名月
澄みきった夜空に艶やかな月を
愛でるのも長月ならではの楽しみ。

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着物の装いの秘訣として「季節の先取り」という言葉を耳にします。
かくいうルーチェも
予てから秋単衣の季節には葡萄色の小紋を着て、
ひといきに秋を先取りしようと心待ちにしていました。

しっくりこない秋色尽くし

帯や小物も秋色候で、折角の着物姿はどんより。
温暖化の昨今、秋とはいえ、すっきりとした色目で逃げ道が欲しいもの
遂に
着やすい塩沢紬を引っ張り出すことに。

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クリーム地の塩沢とくれば、月見柄の紬の帯
桔梗やススキ、秋草の六角形の額縁月は、くっきりした秋の月を
演出してくれます。

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墨紫の帯締めと鶯茶の帯揚げで「秋」を表現しました。
この季節の半襟は、絽縮緬や楊柳がオススメ。
襟元が涼しげなのに適度な厚みもあり存在感が漂います。

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小物で秋を演出

そうこう脳みそを絞るのも
単衣を楽しむ醍醐味のひとつですね。

おともは
・塩沢紬の単衣
・ラベンダー色の紬の名古屋帯
 (ポイント柄)
・鶯茶に小花の帯揚げ
・墨紫の帯締め
・絽縮緬の半襟

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