ルーチェの着物ごよみ

2018年2月春に咲く花「あせび」


2月の佳き日に着る着物

1月は梅
2月は馬酔木(あせび)
3月は桜
4月は柳・・・・

自分流に決めている、着物柄の流儀

先日、知人の結婚式に招かれ、この月は迷いもなく
馬酔木の訪問着で列席しました。

馬酔木の花は、2月~5月まで鈴なりのふっくら蕾の
花を咲かせ、花が終わると朱色や緑色の葉で
1年を通じて楽しませてくれる樹木。


馬酔木はモダンガール


 

寒さに耐えしのび、静かに咲く花も
外国では、「スカーレット・オハラ」、「パッション」などと名付けられ、優雅かつ豪華な花の地位を誇っているようです。

この訪問着を手にするまで正直なところ、馬酔木を知りませんでした。
ラン科の洋花かな?と気楽だったのが、

作家さんの共箱には、

金茶地洋花
万葉集 「あせび」 春に咲く花

と記されてました。

金茶とも鶯色とも見える地色に映える白色の洋花の先に
可憐に咲く馬酔木。大胆な着物柄です。
堅苦しくない絵柄の伸びやかさと優雅さに心を奪われ
手放せない1枚となりました。

日にちが短い2月。
来年もこの日が待ち遠しいかな 春の気配です。

おともは
・「あせび」訪問着
・唐草の唐織袋帯
・帯揚げ、帯締め(正装用)
・末廣

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