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ルーチェの着物ごよみ

2018年7月遠州木綿でぶらり熱海

梅雨明けでしょうか?
今年の夏はいつもよりロング・ラン
暑くなりそうですね。

爽快に着物を装ううえで、より軽く、簡単に、
お手入れも手軽に、いろいろ楽しみたいものです。

夏といえば、絽や紗、麻の着物、夕刻になると
浴衣の装いが一般的ですが、今年の夏の始まりは
遠州木綿の着物をザックリと着てみました。

数年前に、縦縞柄が懐かしくも新しさもあり
一目で気に入り、買い求めた遠州木綿の反物。
湯通しから縫製まで全工程を一通りトライした大切な1枚。

湯通しの工程は遠州木綿の製造工房から
おそわりました。
「自分でもできるから挑戦してみてはどうですか」
と、励まされたことを今でも覚えています。

日傘の代わりに麻のサマーキャップ
この夏は、帽子がマイトレンドの予感。


肝心なのは、差を付ける腰紐の結び方

タンクトップの上に羽織った木綿着物。
涼しく過ごす着付けのコツとして
①腰紐は骨盤近く、低い位置で結ぶコツ
②胸紐は高めに、フワッと力を抜いて結び目不要

①の腰紐をすることで、骨盤が安定し、お尻回りも
シャキッとした着心地になります。

②胸紐は襟元を美しく保つため、肝の位置に胸紐が
収まれば、締め付けは不要。からげて左右に挟み込みます。


細めの博多帯でキリっと涼やかに

帯は帯板に沿って胴回りに巻き付け、着心地の良い位置に
帯をおさめ、結びます。帯を締めるという、行為は不要のように
思います。帯結びはミニ角出しルーチェスタイルです。

夏の小物たちも要チェック


レトロな竹篭バック

昭和初期から使い続ける我が家の骨董品
弾力があり、まだまだ健在、夏の必須アイテム
手前は、お札と小銭入れ。厚みが5mmと薄く
帯の間に挟んで持ち歩くことができ、デザインも
可愛くお気に入りです。


足元はやっぱり春慶塗りの下駄

軽くて高級感たっぷり。
気分が上がります。

 


海風と遠州木綿と軽やかな着付け

熱海の海岸を散歩
釣りをする人はカサゴ釣りの名人
獲物が捕れたらご馳走してくれるからの快諾
楽しいおしゃべりが続きます。

ヨットハーバーの向かい側には、人気のレストランや
カフェがあちらこちらに。

旬な鮮魚のカルパッチョは新鮮

締め付けの無い着物の着付けと、ゆったりとした帯の
結び方だから、身八つや襟元、袖や袂から心地よい海風の
出入りがあり、帯の間にも風が通り、身にまとっているのを
忘れてしまうほどの着心地の良さ。
夏こそ着物を楽しんではいかがでしょうか

おともは
・遠州木綿縦縞柄の単衣着物
・博多帯リバーシブル
・麻の夏帽子
・春慶塗りの下駄
・竹籠バック
・扇子

-ルーチェの着物ごよみ