ルーチェの着物ごよみ

2018年8月熱海ブルーとシャンソンコンサート

記録的な猛暑続きの2018年の夏
昼間の外出は遠のき、夕方南東に見える大きなオレンジ色の星
火星を見ながら行動する日が続きます。


シャンソンコンサートへ

今月早々、友と楽しみにしていたシャンソンコンサートへ
出かけました。

場所は熱海にある美術館の能楽堂
美術館閉館後からはじまるシャンソンや、津軽三味線
琉球の調べが今から待ち遠しい。

急な坂を上り詰めたその場所は、海風とも山風ともソヨソヨ
笹や紅葉の木々が揺れ、ザワザワと。
涼やかな佇まい。

コンサートの前に美術館内のレストランで遅いランチをしました。
そのレストランにはエアコンがありません。
大きな窓を開け放し、自然の涼やかな風が心地よく
林から見渡す熱海の海には初島がポッカリと浮かび、
「昨日の初島 良かったね」
「花火は灯台の前から上がったのよね」
おしゃべりが尽きません。


夏の装いほど和服の醍醐味

和服つながりの友と、コンサートの当日は装い談義。
カワハギが泳ぐ黒地の絽の訪問着、薄い藤色の優しい絽の訪問着
ルーチェは、エメラルドグリーンの小千谷縮
やわらかくザックリ感の着こなし。
さらさらとシャリ感があって、軽くて通気性に優れ、
縦にふくらぶシボは肌にピタリと付く事が無く肌触りもサラサラ
着心地の良さに改めて感動。

皆それぞれ、着付けにこだわりがあり、それぞれが
それぞれに似合う着付けをします。暑い夏の対処法など
夏こそ、ちょっとした一工夫が着物の装いが大切
皆で情報交換です。


本邦初公開 夏の装いマジック

連日の暑さとなると、やはりインナーや襦袢などは
自宅洗いできるものがお手入れも簡単で、着物との
関係も遠くならないもの。

今年の夏は、思い切ってこのようなインナーにしました。

半襟不要な洗える半襦袢の素材は綿麻。裾除けの代わりに
クレープ素材のブルマにしました。

小千谷の長着に麻の居敷当を付けて仕立てだから
インナーの透け感が気にならず、半襦袢、ブルマが
大活躍!


帯は大麻の京紅型

ゆるくラクな締め心地。帯板は使いません。


夏の小物

アンティークのセンスや、一握りできる手のひらサイズの
ガーゼハンカチ。刺繍が可愛いく女心を擽ります。
髪飾りは、ガラス玉 朝顔が華やかで涼やか

おともは
・ニュアンス縞エメラルドグリーンの小千谷縮
・京紅型の銀杏柄の大麻布の名古屋帯
・海老茶と千鳥の帯揚げ
・夏用の海老茶帯締め 
・麻草履 
・扇子
・ガーゼハンカチ
・ガラス玉の髪飾り

今年は小千谷をよく着ました。
麻の着心地を知り、なおいっそう夏こそ着物ですね。

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