10月は中旬も過ぎる頃 季節は本格的な秋へ向かいます。
庭の金木犀は華やかな香りをはなち、山の紅葉はうっすら紅色に薄化粧。
日が短くなり、夜長を楽しむまたとない時期到来です。
長良川を見下ろす素敵なホテルでのワインの試飲会
朝夕の寒さから、郡上紬で出かけました。
地元の誇りともいえる愛着の一枚です。
色が織りなす力 郡上紬
並ぶ多種の紬の中にひっそりと数本、
「ざわつくアンテナ」がビビッときた!が、郡上紬との出会いでした。
手に取るとその色合いとしっかりの染めに豊かさと力強さを感じ、
色合いから懐かしさを感じ、この土地で馴染みのある植物で染め上げる
その土地に育まれる安心感や肌の馴染み感は着るものを魅了します。
格子と絣の柄は昔懐かしくもどこかモダン。
共色の八掛はモダン×モダンな気分 楽しみも倍倍に。
裾あわせもピタッと決まる着易さから、
郡上なら着姿「優」の保証書付きのような安心感も
この紬が愛される所以。
帯柄の色と帯揚げを同色にしたこだわり
お気に入りのポイント柄の塩瀬帯
ポイント柄の花の蕾の水色が、帯のポイント
すかさず帯揚げも共色に決めました。
絶大な信用の小物たち
「冠(ゆるぎ)組」の帯締めは、すべりやすい塩瀬帯には
適度な伸縮性から、締めやすい上に緩みにくく重宝
塗りの扇子で、着姿もセンスアップ
イタリア産、人生初めてのアルゼンチン産のワインをテイステイング
その美味しさとお食事と楽しいおしゃべり
秋の夜長はまだまだ続くようです。
おともは、
・郡上紬
・黒の塩瀬名古屋帯 ポイント刺繍花柄
・水色の帯揚げ
・道明冠帯締め 練色
・ルーチェオリジナルのお着楽襦袢とおこしやす
・塗りの扇子