アナタにお似合いのラクで素敵な着付けをします。岐阜の出張着付け&ヘアセット、前撮り撮影はお任せください。

ルーチェの着物ごよみ

2020年7月お着楽襦袢と腰の補正につきまして

長い長い梅雨前線が本土で大暴れ。
これほど雨続きの夏もここしばらくありませんでした。
その分、夏の酷暑40℃越えの記録更新からは程遠くなるのかな。
暑い岐阜県は、今日も蒸し蒸しの雨模様です。

ルーチェの着物ごよみ6月でご紹介しました「伊達板」
早速自作して、使用した皆様からご感想が届きました。
暑い夏には腰回りが蒸れなくて丁度いい。
軽くて頼りないと思っていた「伊達板」の使い心地が最高。
自分で使ったり、作ってみるのが私流ですが、この「伊達板」はオススメです。

今月は「伊達板」を締め、帯を胴に巻くところ、腰の補正の位置で気づきがありましたので、
ご紹介します。


帯の巻き線と腰の補正

最初にお着楽襦袢を着た際の腰の補正の位置です。

伊達締めの下のふくらみが腰の補正です。
タオルや腰パットなどの補正用具は一切不要だから、腰回りが蒸れたり、息苦しさが
全くありません。

帯をひと巻きした、腰の部分です。

よく見ると、帯の下線が膨らんでいるのがわかります(⇒画像)
この位置に腰の補正があるのが理想です。(⇒画像)
眼鏡ケースくらいの厚みと幅があればベストです。

あとさきになりますが、着物の着付けをするときも補正の上に腰ひもをします。
腰の補正を兼ね備えたお着楽襦袢は、着るだけで腰の補正も兼ね備えており着物を着るとき、帯を巻くときもこの腰の補正を基本にします。
その効果は、腰ひもが緩むことなく、帯はギューギューに締めなくても下がって崩れる事が皆無です。

みぞおちにゆとりがあるから、締め付け感がありません

帯揚げもこのような感じでおさまります。

グジャグジャになった着物の余りの部分は、シワを下に引き、お太鼓の中に忍ばせます。
補正になります。

後ろ姿です。

この着方にたどり着くのに長い年月を費やしましたが、ひとたび試すと
とても着心地がラクで、帯を締めている感覚が無いくらいに軽やかな和服の楽しみ方を知ることとなります。
騙されたと思って、一度お試しください。

-ルーチェの着物ごよみ