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ルーチェの着物ごよみ

2018年6月ロンドンマダムは泥染大島がお好き

3年ぶりのイギリスです。
前回訪れた際、初めてのロンドン着物体験が
予想以上に楽しく、なんといってもカラッと爽やかな気候は、
着物を着るのにピッタリ。
今回の旅も、着物持参で意気揚々のルーチェ。


ロンドンマダムとの出会い

ヒースロー空港まで12時間
満席の直行便で居合わせたのは
陽気なイギリスのご婦人
聞けば、2週間のホリデーを終え
帰路に就くのだとか。
箱根や京都、地獄谷温泉を回り、日本料理や
日本の文化を堪能したものの、心残りがあったと。

旅行の目的のひとつだった着物や浴衣の着付け体験を
したかったのだけど、サイズが合わないからと
断念したのだ、と。


ルーチェの着物着ませんか


 

これも何かのご縁。
マダムの思いを聞いた途端に発した言葉。
数日後の週末
大喜びでご自宅にお招きいただいたのでした。

夕食後、さっそく着物体験
着せ付け毎に
着物や、帯、腰ひもなどを数えはじめ
「ナイン(9)で完成」と大はしゃぎ

傍にいたご主人や娘さんも、マダムの変貌ぶりに
「ナイス」の連発。
「帯の花柄もナイス!このままパブに行きましょう!」
と陽気なマダム。


長襦袢や帯揚げに興味を示す女史


着物の袖からのチラ見え長襦袢


抹茶に白花の帯揚げ

着物の袖からチラ見えの、襦袢の柄や色目に、
抹茶の帯揚げを手に取り、very nice と
マダムも娘さんも興味津々。

外国人って派手な色目を好むものと、
思い込んでいたから、渋い色目を美しいと表現し、
襦袢のチラ見えが素晴らしいと称讃。

ロンドンの長い夜、時が経つのもわすれて
ファミリーで着物談義となりました。

前回のロンドンも同じ季節に訪れ、
日本と比べて肌寒い印象もあり、
袷の着物を持参しました。

冒頭でも書きましたが、
この季節のイギリスはカラッと爽やか。
汗の心配もまるでなく、
もしかしたら日本よりも着物を着るのに
適した気候なのではと体感。

2回目のロンドンは、とても楽しく、
何より日本の文化を受け入れていただき
思い出深い宝物の旅となりました。

おともは
・ピンク格子柄の泥染大島紬
・織楽浅野のPOP柄の紬の名古屋帯
・帯揚げ:帯の柄の色目と合わせ抹茶に白花の帯揚げ
・帯締め:赤と白のリバーシブル
・半襟:楊柳シボでさらっとした襟元

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