岐阜の成人式は1月12日日曜日
ルーチェの自宅でのお支度も今年で4回目。
年々個性的になっていくチームルーチェのお支度
ルーチェの着付けと目にも止まるこだわりのヘアセット&メイクに加え、
令和初の成人式は
カメラマンによる当日のロケ撮影と、振袖姿に身を包んだ二十歳の
お嬢様方のミニ撮影会。
プロの仕事師が集結し、
当日の思い出いっぱいを、ルーチェの着物着付けで繰り広げられ
とてもグレイスフルな令和2年の幕開けとなりました。
数日後、少し落ち着いたところで、会場となった我が家で
自分撮影会、その後楽しみにしていた「ムーミン展」へ
出かけました。
キュッと身の締まる縦縞紬の着心地
開発を重ねるルーチェのお着楽襦袢と、裾除けのおこしやす
当初は汗ばむ季節用の襦袢を考案したつもりが
気が付けば、通年を通してルーチェのお供となりました。
裾除けのおこしやすを付けるたびに、骨盤がシュッと立ち上がり、
お着楽襦袢に袖を通すと、胸元がピタッと馴染み、
着物を着る事の楽しみでワクワク気分。
この日は、紬の着物でシャキッと感を味わいたく
子沢山縞柄の紬を着ました。
真綿紬は、縦横の織りの風合いが麻が素材のお着楽襦袢に
重なり、襟元がすべらない。
一度で好みの衿の出し加減を決める事ができ、胸紐や帯を巻いても
衿幅の崩れやおはしょりのねじれもまるでなく、着付けの腕が上がったと
嬉しく成る始末。
着物を着るのにお着楽襦袢とおこしやすは最強のコンビです。
帯枕は大きめを身に着ける事に変えました。
帯枕を選ぶのに、身長や年齢、着る着物と帯を見ながら、
小さめの薄めの帯枕を好んでましたが、
帯の位置や身体に易しい締め具合になるうちに、
帯枕の位置が徐々に下目になりました。
それはそれでいいのだけど、
なんとなくエレガントな着姿から遠くなるように感じ、
今までの最小の帯枕から肉厚なへちまサイズの帯枕へ変えてみました。
背中のポジションが非常に気持ちよく、
老いを隠したい背中の様子が若々しくなった気がします。
いろいろ自分流に着物の着方を工夫するのは、オシャレの一歩。
不動の着付け小物だった帯枕がここにきてのチェンジ。
勇気をもっての変革ですが、試してよかった・・・
笑み満面の椿の名古屋帯。
総柄の帯は、胴に巻く位置を選ばず好き勝手に締められるのが
いいですね。帯柄もうまく合いました。
羽織でいよいよムーミン展へ
幼いころから、愛してやまないトーベヤンソンの不思議の世界。
ムーミン谷の仲間たちは、いつも一緒ではなく、
自分をコアとして世界を作り繰り広げられる小さな宇宙の冒険。
ムーミン展の挿絵や下書きをみるうちに、一人ごっこが大好きな
ルーチェの世界と似たところを見つけ、
「だからムーミン好きなんだ」と、その理由に合点がいきました。
ムーミンパパは、家族を残しいまだ大冒険。
いくつになってもその行動と身の軽さから笑みがこぼれます。
ルーチェのお手本です。
おともは、
・縞柄の紬
・織部椿の名古屋帯
・帯揚げ:絞りとぼかしの帯揚げ
・帯締め:薄浅葱色の細平唐組 帯締め
・ルーチェオリジナルのお着楽襦袢とおこしやす
・溜塗扇子
・長羽織:着物からリメイクしました。