新プロジェクト「ルーチェの特殊撮影班」は着物の世界を変えるがコンセプト。
着物の生活が希少になった現在。和文化の象徴を違った角度から表現します。
着物よいえば晴れやかなイメージですが、今月は「悪夢」を蛾(Moth)で表すことにより、、
ゾッとする怖さと、気味悪さを全面的にアピールしました。
羽に苦心惨憺
蛾をよく観察して見えたことは、秩序ある連続の模様は美しく優美だという事。
全体像の象徴はやはり左右の羽根。生地や付属パーツの重量に加え
怖さと不気味さに加えどこか堂々とした風格を表すのに苦労しました。
透け感のある着物
アートメイクの衣装は基本的に短時間で着られるお手軽タイプ
今回は帯結びも含め15分で着装完成。
二部式の巻きスカートタイプで製作。ボーダーの透け感との段々でさなぎや、蛾の胴体部分を表現。
丸みを帯びた裾部分の縫製を我ながら気に入ってます。モデルの174㎝の身長を十分に生かした衣装となりました。
7mと至上最長の帯
さなぎから成虫になる様子を表したく、帯を胴全体に巻き付け表現。
成虫では帯結びとして使いました。
帯の素材はネオプレンという合成繊維からなり、ホログラフイック仕様となっており、
照明により帯が光って見えます。
帯の左右に触角を思わせるオブジェを帯で作り、五感のイメージを表現しました。
メイク:不気味さと華やかさを、ボディペイントで表現。ヘアは触角をイメージしました。
今月は主に衣装についての着物ごよみとなりました。
来月はどんなのでしょう。
どうぞ、お楽しみにお待ちください。