ルーチェの着物ごよみ

2019年3月梅まつりと奥里紬

3月10日の日曜日は、岐阜城下にある梅林公園で梅まつりが開催されました。
あいにくの雨模様も、しっとりと温かく花や木々の新芽にはありがたい恵のおしめり。
公園内は梅の香りに包まれ、楽しいひと時を過ごしました。


紬の原点 自然原糸織の奥里紬

乾繭する前の生繭を原料とし、
あえて原始的な手法である手座繰りの1本引きの糸を精錬せず、
蚕の作った自然のままに用い、
これに草木染を施し、
熟練の技法で織布された奥里紬。

手引きの糸ならではの太細は、素朴な魅力と自然の感触を
肌で楽しむことができ、その着心地はシャキっとしていて、
糸の凹付きなのか、濃い緑色が青色にも見え、帯揚げや
帯締めの選択も、幅広く楽しめます。

八掛も共色で誂えました。

・帯は紬染のチューリップ柄

お太鼓一面チューリップ


グリーンな帯揚げと桜色の帯締め

この組み合わせ気に入ってます。


ランチは豆腐尽くし

梅林公園の坂を登ると
「なめし田楽」の看板
導かれるように暖簾をくぐり
美味しい手作り湯豆腐と田楽、なめしを
お相伴にあづかりました。
豆の汁ににがりを入れて30回杓子で混ぜ合わせます。
ろうそくの燃料が消えると豆腐の出来上がり。
とろけるような口どけの仕上がりにご満悦。
木の芽田楽も美味でした。

おともは
・奥里紬
・紬染め(チューリップ風)更紗アイボリーと緑の九寸名古屋帯
・抹茶に白花の帯揚げ
・薄ピンクの帯締め
・ルーチェのお着楽襦袢

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