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ルーチェの着物ごよみ

2023年9月・10月着物DEイタリア

すっかりご無沙汰しております。
皆様変わりなくお過ごしでしょうか。
暑い夏も終わりを告げるころ、予てより念願だったイタリアへ仕事の傍ら旅をしてきました。

イタリアへ行く話が持ち上がった際、すかさず着物でローマを歩こう、フイレンツェの大聖堂の前で写真が撮れればいいな。の思いが脇たちました。
スーツケースのパッキングも半分以上が着物や草履など和服でずっしり。
仕事というより、着物を着る旅になりそうな予感満載。

汗ばむイタリア
今年の夏は世界中が異常なまでに高温が続き、日本の夏も身体に堪える日が続きました。
イタリアもしかり。9月も中旬というのに滞在中のフイレンツェを歩くほとんどの人は、ノースリーブに短パンサンダルの格好がほとんど。
この陽気に単衣の着物でも暑くて着られないな、持ち帰るだけかも。
スーツケースを占領したあの荷物が恨めしくなり、和服で散策はほぼあきらめモード。

結城縮DEローマ


ところが9月も下旬になると一気に朝晩涼しい日が続くようになり、街ゆく人たちも長袖にジーンズ。
ショーウインドウのデイスプレイも毛皮やウールのコートへと一気に変わり秋冬コレクションに様変わり。
流石お洒落なイタリア。着物気分も一気に高まりました。

気温15度、ローマのサン・ピエトロ広場は宿泊先から目と鼻の先。
着物を着るには絶好の気温、さっそく着替えて朝食も兼ねて出かけてみました。
サン・ピエトロ広場といえば、建築家ベルニーニが11年を要して設計施工した石柱が有名。
偶然にも着物の色合いと石柱が同系色で、「全ての道はローマに通ず」の言葉を思い出すほど。
ワクワク感とカラッと爽やかな空気に包まれ気分も最高です。

紬DEフイレンツェ


すれ違う人たちから Che Bella KIMONO
すれ違う地元の人達から声援とも呼ぶべき親しみを込めた言葉を浴びせられ、初対面の人達とも片言のイタリア語であるにもかかわらず着物のお陰でおしゃべりしたり、会釈したりと改めて着物のコミュ力は偉大。
観光中の人と写真も一緒に撮ったりと、日本の民族衣装は世界の注目の的なのだと確信しました。


そしてルーチェのお着楽襦袢は優れもの
ローマでフイレンツェで着物を楽しめたのも、お着楽襦袢のお陰。
イタリアの洗濯機でも気軽に洗え、サッと乾くから気軽に着て楽しめ、着心地もラク。
もし、従来の長襦袢だったら半襟の付け替えやメンテに時間と手間を要したでしょう。
正直ドレスや、ノースリーブのワンピースが似合うイタリアの人達に着物を着て帯でお腹を締める事は大抵なことではありません。
もっと楽にカンタンに着物を楽しめる方法が見つかれば着物はファッションになり、美しさを身にまとう事も世界中に広まってゆくのではないかと、今回の旅で強く感じました。

何ができるかわからないけれど、この先も着物を発信していくことを使命としよう と心に決めた旅でした。

お供は
ローマ
・結城縮「思慮」
・功雅織名古屋帯
・焦げ茶色の縮緬帯揚げ
・紅白の帯締め
・溜塗扇子桔梗柄
・ルーチェのお着楽襦袢

フイレンツェ
・玉子色にチェックとストライプ柄の紬
・フクロウ刺繍の綸子の黒名古屋帯
・黒にドットのちりめん帯揚げ
・玉子色平組帯締め
・ルーチェのお着楽襦袢

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